タリアセン


名前はLloyd Light

フランク・ロイド・ライトデザインのテーブルランプ、「タリアセン」(リプロダクト)を入手しました。アメリカで使っていたマイカ・ランプも気に入っていたのですが、持ち帰れる荷物の制限容量に収まらなかったので、泣く泣く手放しました。リプロダクトと雖も結構お値段は張りますが、オークションを虎視眈々と見張って、手の届く範囲に収まりそうなときに、落札しました。

ライトは、日本での建築実績もあり、日本建築からの影響も受けているそうです。帝国ホテルの逸話は、読むと残念な思いがしますが、自由学園は一般公開もしているようなので、折を見て行ってみたいです。ランプは、障子の桟と、障子紙を意識したデザインなのだろうか、と思います。シェードはアクリル製ですが、紙の質感が再現されています。自宅はもちろん、実家、夫の実家にも障子などはありませんが、子供の頃、祖父母の家に行くと、布団の中から見る障子越しの明かりが好きでした。

「タリアセン」といえば、軽井沢の別荘地も行ってみたいです。お目当ては、ヴォーリズのデザインした、朝吹登水子さんの別荘、「睡鳩荘」です。眠る鳩、という名前もすてきだと思います。

フランク・ロイド・ライトにしろ、W.M.ヴォーリズにしろ、西洋を取り入れながらも、日本の街並みに調和する建築をのこしているところがすばらしいです。西洋風が好きだと言っても、コテコテのヨーロッパ風では、日本には合いません。建築は、ファッションとか食べ物とは違い、自分の好みと同じくらい、周囲との調和についても配慮しなければならないものだと思います。自分の家の中は好きなようにすれば良いとは思いますが、インテリアも過度に外国風だと片腹痛い気がします。家具や室内装飾を選ぶときは、「和室に置いてもおかしくないか」を考えるようにしています。

アメリカで貯めたFLWグッズは、気付いてみるといろいろありました。








これは、「サブリミナル効果」的なことを狙っているのであって(まったく「サブリミナル」ではありませんが)、毎日目にしたり、時々口にすることによって、夫に「FLWはかっこいい」という認識を刷り込み、将来的には、FLW的な家を建てざるを得ない気分にさせる、という策略です。

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