2016年12月30日金曜日

えのすい



辛いことが多い割に、報われない一年でした。健康で、夫とも仲良く過ごせたので、感謝しなくてはなりませんが。後半は特に大変なことが多かったため、夫が「大変やったな。冬休みにえのすい行こか」と言ってくれたので、行ってきました。

水族館は晴れた冬の日に行くのが好きです。通常、入館料は大学生以上は2100円ですが、12月26日から3月末まで、学割で大学生は半額でした。

薄暗い照明、青い水槽、カラフルで光る水中生物は魅力があり、写真をたくさん撮るのですが、暗い上に、生物なので、安定しないことこの上なく、家に帰って見直すと9割がガッカリ写真です。写真では水族館の魅力が残せないからこそ、何度も行きたくなるのだと思います。




えのすいといえば、クラゲです。(海遊館と比べれば)規模は小さい水族館ですが、クラゲの種類は日本一だそうです。展示室の中央にある、クラゲボール(?)もステキ。でも、3Dクラゲショーは頂けません。イルカやペンギンのように芸をするわけでもなく。



水族館の後に、どうしてもビーチコーミングをする!と言い張り、水族館から歩いて行ける腰越海岸で桜貝やカシパンを拾いました。シャーレに綿を敷いて、ピンクの貝殻ばかり飾ってみました。


横浜のスカイビル最上階で食事をしました。楽しい年末でした。

2016年12月18日日曜日

ロイド・ライトのオーナメント



 稀に、通勤途上にあるニコタマに寄り道をして、お店を冷やかします。日本のデパートはすばらしく、ディスプレイはかっこいいし、製品はセンスが良くオシャレで、にこやかで親切な店員さんが、買ったものをきれいに包装してくれるので、全力で購買意欲を刺激していると思います。ところが、欲しいものは1つもないのでした。これだけいろいろ揃っていているにもかかわらず、欲しいものが全然ないというのは、売る側の問題ではなく、買う側の問題に決まっています。まず、いくら良いな、と思っても相応の値段でないと判断すれば買わないし、使う機会があるのか、飾る場所があるのか、食べるのか、引越しの時、嫌にならないか、と考えると、結局「そこまで欲しくはないな」と思うに至ります。

でも、手持ちの物を隠していても意味がないので、飾ろうと思いました。アメリカで買った、フランク・ロイド・ライトのクリスマス・オーナメントです。正方形の方は、ルクスファー・プリズム社が販売する、プリズム・ガラスのデザインです。プリズム・ガラスは電燈があまり普及していなかった頃に、店の中に外の光を取り込むため、扉の上のカモイにはめ込まれたものだそうです。ボストンのアンティークショップで買いましたが、1993年製(メトロポリタン美術館)なので、アンティークどころか、ヴィンテージですらありません。 クリスマスモチーフではないので、ずっと飾ることにします。

長方形の方は、ニューヨーク州バッファローにある、ダーウィン・マーティン邸のステンドグラスのデザインから取られています。「生命の樹」と呼ばれるデザインです。MoMAの現行品です。金属製で、少し七宝が施されていて、アメリカ製品としては珍しく、精巧な造りです。栞として販売されていましたが、頁の間に挟んでおかずに、見せびらかしたいと思いました。コルクボードに布を張って、貼り付けてみました。普段、工作などはしないので、カッターの刃を折るときに盛大に手を切るというマヌケなことをしてしまいました。階段の手すりに沿って、傾斜を付けて取り付けました。

夫は、私以上に物欲のない人ですが、オーナメントを机の上に出していたら「お、ロイド・ライトやね」と言いました。 「なんで分かるんですか!?」と心底驚いたのですが、「あなたにあれだけ見せられたら、誰だって分かるようになるわ」と言っていました。

2016年12月4日日曜日

カーペット(中級品)



美しくなく、役にも立たないものを家に置くべきでないのは当然として、定期的な手入れが必要な「役に立つもの」はやはり美しい方が良いと思うのです。必要だけれど、安っぽいものに、毎週手入れ(掃除とか)をしていると、段々うんざりしてきます。

LDに敷いていた絨毯が、薄くて毛足もくたびれてきたので、新調しようと思いました。毎週、絨毯掃除に費やす時間を思えば、数十万円するペルシャ絨毯などを買っても良いような気がしましたが、毎日踏みつけにするものに、そこまでかけるのもどうかと思いました。それで、宣伝に
「この絨毯は、中級品です。最高級品ではありませんが、毛足が結構詰まっているので、LDにも使えます」
という(微妙な)趣旨のことが書いてあるものにしました。 絨毯は赤が好みです。ベルギー製ですが、西アジア風な模様です。絨毯の模様は、地域や家によって伝統があって、その模様の内容にも意味があるらしいです。無地か木目の家具ばかり置いていて、部屋が無○○品調になのがあまり気に入っていませんでした。派手な絨毯は、無○調ではありません。夫は「家の雰囲気に合わんやん」と言っていましたが、敷いてみると「案外モフモフやな」と喜んでいました(モフモフなら良いのか)。なんといっても中級品ですから、毛足はそこまで長くありません。 でも、前任の絨毯よりはしっかりしていて、房飾りもないため、掃除しやすいです。

中級品とはいえ、私にとってはそこそこの出費でした。今年は、寒くて暗い日が多く、仕事でも、勉強でも、徒労感ばかり大きい作業が多かったです。買い物による気晴らしはいかにも安直ですが、たまには許されるかと思いました。

2016年12月3日土曜日

週末スクーリング

試験の日に撮影

 KO通信の、9~10月の週末スクーリングは--法を受講しました。調べればすぐ分かるのかもしれませんが、先生のお名前まで分かる書き方で、講義についてあれこれ言うのも憚りがあります。

土曜午後、日曜午前の講義で、計6日間の日程です。曇って、薄暗く、雨ばかりで寒く、その上キンモクセイの重苦しい匂いに悩まされる、と通うには結構辛い時期だと思いました。短期間で集中的に、 会社を休むことなく単位を取れるのはありがたいことでした。--法は範囲が膨大で、全体像を掴めたとは言えませんが、こういう分野もあるのだなという感じでした。もっと視野を広げないとダメだと思いました。スクーリングを受講すると、どの先生も仰るのですが、通信の学生はまじめで熱心な人が多く、寝たり、他のことをしている人はほとんどいません。今回はそのような機会はありませんでしたが、ディスカッションや質問なども活発に行われるとのことです。

試験は、A4用紙1枚のみ、持ち込み可で、出題形式も事前に通知があったので、単位を取ることは難しくありません。私は、A4用紙の空白をできるだけ狭くとり、2アップの両面印刷でカンニングペーパーを作りました。試験に必要十分な情報をまとめるには、これくらいがちょうど良いようです。30頁のまとめノートなどを作っても、その内容を隅々まで暗記できるのはよほどの天才と思います。カンニングペーパーの持ち込みなどは許可されていない試験がほとんどですが、今後もKO通信の試験に関していえば、4ページ程度にまとめて、持ち込まない前提でも、その内容を記憶するようにすれば、なんとか対応できるのではないかと思いました。学生の頃から試験も試験対策も苦手で、未だに勉強方法がよく分からず、苦労しております(レポートなら得意ということもありません)。

レポートをたくさん書いて、調査や書き方を勉強する一方で、講義を受講し、専門家の知識に触れて、刺激を受けることも大学の醍醐味かと思います。単に、知的好奇心や業務上の必要に対応するための集中講義やセミナーではなく、学位が取れる社会人大学や、通信制の大学がもっと増えて、また、もっと評価されるようになると良いのに、と思っています。


2016年11月27日日曜日

鎌倉シャツ



ファッションには疎く、職場にはとりあえずちゃんとして行かないと、とは思っても、オシャレには全く興味がありません。毎朝4時に起きて、服を選ぶことに時間をかけていたらもったいないですから、いつも同じような格好をして、選択肢を少なくしたいと思いました。サラリーマンに倣えば良いと思い、ほぼ毎日、シャツを着ることにしました。当初は、バーゲンの売れ残りや、中古で買ったものを使っていたのですが、生地がガサガサしていたり、くたびれていたりして、アイロンをかけて楽しくないですし、数百~千円程度のシャツに、毎週、1枚当たり10分ほども費やしてアイロンをかけるのも釈然としない思いでした。こんなことは精神衛生上、良くないです。たまたま1枚だけ持っていた鎌倉シャツは、生地にハリがあって、アイロンをかけると気分が良いので、半端なものは処分し、鎌倉シャツで揃えました。

サラリーマンは出勤日はほぼいつでもシャツを着る人が多いと思いますが、OL(古い?)はもっと服の選択肢の幅があるのでしょうから、鎌倉シャツの品ぞろえは男性用に比べて女性用は少ないです。購入目的の半分は「アイロンかけ」なので、素材は綿100とし、色・模様はおとなしめに、白とストライプにしました。週に4.5日はシャツを着て行きます。

毎週、土曜の朝は5時起きで、洗濯物を干すことと、アイロンかけから週末を始めます。バロック音楽をBGMに、1時間以上、アイロンをかけます。いくらアイロンをかけても、翌週にはまた同じことをしなければならないので、一見、無駄な作業のようですが、この時間にレポートや、仕事で作成する書類に何を書こうか、どう調査を進めようか、と考えるのが結構重要です。必ずしも良いアイディアや、有用なことを思いつくわけではないとはいえ、色々なアイディアが出ます。布地がまっすぐになって行くのは、それ自体が気持ちの良いことですし、それを見ながら考えていると、不思議と頭が整理される気がして、早朝のアイロンかけの時間が好きです。

2016年11月20日日曜日

書斎に憧れない


前の家で使っていた本棚は、引越しを機に処分し、新しいものを買いました。本の重みで棚板が歪み、わざわざ運ぶまでもないと考えたからでした。親の世代だと、結婚する時に立派な家具を一式揃えた人も多かったようですが、今はカタカナ3文字の安い家具の店で買った家具を、引越し毎に買い替えるのが一般的、という話を聞きました。それはそれでもったいない話ではありますが、共働きで、転勤の可能性もあり、当分不動産を購入する予定もないとなれば、安い家具を使い捨てるのが合理的ではあります。

そんな次第で、新しい本棚も単なる大型カラーボックスです。このように仕切られていると、棚板が重みでたわむのは軽減されるでしょうが、本の収納スペースは減ります。

帰国後は、教科書と、画像中心の本は紙で買い、その他は、電子版があれば、電子書籍にしています。価格としては、古本で買う方が電子書籍版よりも安いことがほとんどですが、読み終わった後、持て余して、捨てるのも気が引けるし、かといって売却も億劫なので、そのまま残しておくと、引越しの時はまた荷造りして、本棚を作って、並べて…と途方もないほどの労力を費やすことになります。その労力と、電子版と中古本との差額を考えると、差額など問題にならないので、迷わず電子書籍にします。ペーパーバックで所有していた英文学は、著作権が消失しているものはすべて手放し、電子書籍を無料ダウンロードしました。テキストや問題集は紙の方が便利な気がしますが、あまり勉強熱心な方ではないので、よほど気に入るものでない限り、試験に合格したら処分してしまいます。文庫本なども、電子書籍で購入できることを確認したものは、相当数を処分し、また読みたくなったら買えばいいや、と思っています。公立図書館は電車を乗り換えて、さらに駅から●分くらい歩いたところに「分館」しかないので、利用する意欲がありません。

文学部出身で、読書は嫌いではなかったはずで、「書斎」とか、本でいっぱいの家に憧れた時期もありました。でも、近年は、電子書籍が普及してきましたし、何度か引越しをするうちに、本に囲まれるより、「本をいかに減らし、空間を増やすか」が重要であると思い知り、「本に囲まれる生活」に対する憧れなど、完全に「若気の至り」と片付けられるに至りました。

2016年11月17日木曜日

夫観察日記



高校生の頃は、友達や先生の言ったことに笑うと、ノートに書き留め、後で読み返してまた笑っていました。自分で書いたものですが、私はそのノートがとても気に入っていました。社会人になると、日々そこまでおもしろいことなどないものだなあと思っていましたが、「あなたを笑わせることがわしの生き甲斐やねん」と言って、いつも夫が一生懸命笑わせようとしてくれます。自分の顔本を読むと、夫の話ばかりで、やはり読み返して笑ってしまいます。

○月○日
曰く、「かまととって何なの?なんでカマボコが関係あるん?」

○月○日
帰宅が遅くなった。あと少しで家、という所で不審者に会った。カボチャ色の服を着た明らかに変な人が、道路の真ん中を歩いてくる。歩き方が妙にふらふらしているし、こっちを見ているようでもあり、これは絶対に目を合わせたらいけないやつだ、と思い、目をそらして足を速めた。不審者が突然踊り出したので、怖くて駆け出そうとしたところ、「おかえり~。遅かったねぇ」と言われた。

○月○日
我が家のLDにあるスピーカーは「至福」という名前である。理由は上記のとおり。「至福つけてや」=「スピーカーで音楽をかけよう」

○月○日
夫と「女心とは何か」について議論するも、私は女子力がないため、埒が開かないので「Siriに訊いてみよう」ということになった。Siriに「女心」と話しかけたところ、「5569に発信します」と言われた。

○月○日
曰く「投信て儲かるらしいねん。ちょっとやってみようと思うわ」半年後「投信やめるわ。全く儲からん」私「どれくらい儲けたんですか」夫「7円」

○月○日
前に住んでいた家はオール電化だったので、ガスというものは連絡しないと開通しないことを知らず、2,3日お湯が使えなかった。入浴もままならず、困っていたところ「ウォッシュレットならお湯が出るで」

○月○日
クーデターや選挙の話の最中に、夫が「ネコほしいわぁ」とか「イヌいいよねぇ。夢やね」などとさりげなく挟んでくるのだが、サブリミナル効果を狙っているのだろうか。

○月○日
ケンカをした。寝る直前「どうする?明日もケンカ続けるん?お皿投げてみる?」

○月○日
海外へ引っ越すとき、倉庫に保管するものには保険をかけるので、その金額を記載しなくてはならない。大学と、大学院の学位記について「これはまあ、5000円くらいの物やろ」それ、旧帝大のやつ…

○月○日
心理学の教科書を買った。「心理学って、動物の子に風船を母親と思いこませたり、人間の赤ちゃんが本来まったく怖くないものを怖がるように仕向けたりするんやで。ひどいよね。そういうことする学者は絶対地獄に落ちるわ。こういう実験をした後は、ちゃんとかわいがって、大切にしてあげないとあかんと思うわ」

○月○日
曰く「電波って半永久的に残るんやで。よく、『思い出作り』とかいって、恥ずかしいビデオに出たりする女子学生がおるけど、やめた方がええよ。何万年後かに宇宙人に解析されて、『なんやこれは!?』 と思われる可能性もあるんやで」

2016年11月13日日曜日

転居


2014年に、アメリカから帰国後に住んだ家は、私の就職が決まる前に決めたので、私の職場からは遠く、door to doorだと2時間近い通勤時間を要しました。仕事は法務なのに(?)い○がしく、残業も多く、通勤にそれだけの時間がかかるのは大変になってきて、契約更新を機に引っ越すことにしました。といっても、夫と私の仕事の中間を取ろうとすると、品川などになってしまい、そんな家賃の高いところには住めませんので、神奈川県の東京寄りの某所にしました。


専有面積とか、築年数で絞り込むと、選択肢は減り、すぐに決まりました。私は、仕事においては能力なしと評価されているものと思いますが、荷造りのような単純作業に関しては、びっくりするほど有能です(そのため、職場の引越し作業は7人いる部署で半分以上は私が一人で行う羽目に)。引越しの前々から計画的に荷造りを行い、直前に焦ることなどありませんでしたし、夫もよく作業をしてくれました。 それでも、ワレモノの収集が趣味で、写真に写っている量の100倍くらいのワレモノを梱包する必要があったため、地獄を見ました。最近は、いそ◎しさにかまけてワレモノ収集熱もほぼ収まったので、金輪際、買うまいと思いました。

引っ越した先は、渡米前に住んでいた所から数百メートルしか離れていないので、近所を歩いていると、状況が変わって、年も取ったけれど、自分自身は全く成長していないような、昼寝から覚めたら、前に住んでいた部屋にまだ住んでいて、全部夢だったのか!のようなことになりそうな気がしています。

引越し作業は手間ですが、住所を変えることは好きで、家が古くなってきたら、築浅の家に住み替えたいとか、色々な土地に住んでみたいと思っていましたが、大変物入りでもあるため、当分引っ越そうとは思いません。しばらくはこの家に住むつもりです。キッチンが狭いとか、大通り沿いでうるさいなどの不満もありますが、賃貸である以上、完璧な家ということは望めません。小さな花壇と、鉢植えを置けるウッドデッキがあるので、ちょっと植物を増やしてみようかと思っています。

引越した直後に、職場では「残業削減」のお触れが発され、本気の残業削減のためにあれやこれやを開始しました。引越し前は各方面に「これで残業三昧」と吹聴していましたが、あまり残念という気はしません。

2016年11月5日土曜日

#驚き明治


9~10月は、仕事、大学(通信)、引越し等、とにかく色々詰め込みすぎで、毎日「間に合わない!」という思いに駆られながらバタバタと走り回っていました。ただ、これはどうしても行かねば、と思っていた芸大美術館の「驚きの明治工芸」に、最終日に滑り込みました。台湾のコレクターの収集した「自在置物」や「ビロード友禅」などが展示されています。





ほとんどの展示物は撮影することができます。人物画や風景画は、どちらかといえば西洋ものが好みですが、動物の意匠は東洋の方が優れていると思っています。エドウィン・ランシーアの高貴なイヌやウマの作品など、いくら見てもうれしくないわけです。本展で展示されていた鳥、ウサギ、シカなどの動物は、どれも生き生きとして、触ってみたくなります。


今回の一番のお気に入りは、ヒョウタンで作ったアヒルです。ヒョウタンを見た人が、「これ、アヒルに似ているから嘴付けよう」と言って付けたのでしょう。今にも動き出しそうです。

おもしろくて、かわいくて、珍しい物ばかりで、驚異の部屋に飾りたくなります。「驚きの」明治工芸で「驚異の」部屋ですから、コンセプトとしても合っています。こんなすてきなコレクションを提供してくださった台湾コレクター様に感謝です。

最終日に行ったためか、かなり混雑していました。

その後、サントリー美術館の鈴木其一展にも足を運びましたが、こちらも最終日だったため、大変な混雑で、行列を見て尻尾を巻いて逃げてきました。この美術館とは相性が悪いのか、前回、ガレを見に行ったときも、尻尾を巻いていたようです。絵葉書だけ買いました。とてもかわいらしい絵が多くて、入れなくて残念でした。今回は、やむを得ない事情があったとはいえ、展覧会に最終日に行くものではないと思いました。


2016年8月28日日曜日

一橋大学図書館



夏期講習やレポートに追われるうちに夏が終わってしまいました。ブログのような娯楽目的の作文に限らず、とにかく書いてさえいれば満足なので、課題に追われるのも良いのですが、それだけではつまらないので、スイカを買いました。一抱えほどもあるのが安かったので、それにしようと思ったのですが、夫婦二人で食べきれる量ではない、と我に返り、1/4カットのものにしました。それでも、切ってみると大きなボウルにあふれそうでした。


レポートの資料は、一橋大学の図書館で探します。学外者なので、借りることはできませんが、一橋とKOは提携しているので、閲覧したい資料を特定しなくても利用できます。一橋大学は建物がきれいなので、しげしげと通っては、良い所だなと思っています。必要な資料は揃っているので、レポート作成がスムーズです。市立図書館では、こうは行きません。


アメリカにいたころは小説のようなものしか読まなかったのに、最近は小説のようなものは一切読まなくなってしまいました。読むのは、法律のテキストとか、中国からいかにビジネスを撤退するかの関連書籍、あとは雑誌(『ジュリスト』、『NBL』、『国際商事法務』等)ばかりです。平日は会社で契約書その他の書面作成のための調査と、書いて明け暮れし、週末はレポートと職務論文のための調査と、執筆で終わってしまうので、私の人生、調査と書くことで8割は埋まるようです。先日、庭園美術館の子供のファッションの展覧会に行きました。展示されている古い子供服には、刺繍などの細かい手仕事がふんだんに施されていて、これに比べれば、調査と書くことが食事のタネになるのだから、私の人生はなんて楽なのだろうと思いました。

2016年8月13日土曜日

終わり良ければ総て良いのか



 山の日が祝日に定められたことは知っていましたが、諸事情により、当社はその日は休日にならないものと思っていました。それで、特段の疑問も持たずに出社し、オフィスに到着して初めて、休日出勤をしてしまったことに気付きました。学生の頃も、休日に誤って登校することが2回くらいはあったので、まあよくあることです(ちゃんとした人ならあまりないとは思います…)。前日まで夏期講習で、しばらく出社しておらず、仕事が溜まっていたので、昼までは片付け作業に費やしましたが、誰もいないオフィスで(そこまで急ぎの仕事でもないのに)一人作業をするのが嫌になってきて、午後は会社からも近い、三井記念美術館に「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」展を見に行きました。

建物が美しい美術館といえば、都内では庭園美術館と三菱一号館美術館と思いますが、三井記念美術館も歴史ある美しい建物です。内装が重厚です。展示物は200点もありました。美しいよりも、奇妙な、珍しい、変わった、グロテスクなものが多いです。ポスターのピンク色や、美女の写真だと、ロココ風とか、少女趣味なものを想像しますが、バッタの大量発生が絵付けされた大きな花瓶や、カタツムリや、トンボなどのリアルな表現をして「少女趣味」とはとても言えません。ややミスリーディングなポスターと思います。バッタやカタツムリに狂喜することはないものの、植物の表現が好みでした。色や、繊維の感じが繊細です。花弁の質感を、磁器にうつすとこうなるのか、と思いました。家に遊びに来た友人が、ロイヤルコペンハーゲンのフィギュリンを見て「宮川香山みたいだね」と言っていました。展覧会には宮川香山の作品もあって、やはり通じるものがあるのか、と思いました。


ヤケクソになって色々散財してしまいました。香原料セットはミュージアムショップで購入しました。 「匂ひ袋」の中身がどうなっているのか、気になって仕方がなかったので、買ってみました。色々な種類が少しずつあって、外来の物が含まれること、古代から珍重されているなど、ヴンダーカンマー的です。


また、スペイン産蛍石も買いました。物を増やすと後悔するので、2週間以上考えるか、所有していることを後からもずっとうれしく思うだろうな、と一瞬にして分かるものしか買わないことにしています。久々に鉱物ショップを冷やかしに行って、この透明度と、淡いアイスブルーが気に入りました。


神保町にも寄りましたが、紙の本は重いので、何も買いませんでした。神保町に行って空手で帰るなど、10年前には考えられないことです。

その後、夫と落ち合って燻製サラダやステーキなどを食べました。お店が気に入って、また来ましょう、と話しました。始まりは散々な休日でしたが、結局のところは楽しい一日でした。それでも、会社の休日はちゃんと把握しておくべきだと思いました。

2016年8月10日水曜日

夏期講習



慶應大学の通信部(法学部)に在学しています。テキストを自習し、レポート提出して、試験を受ける、というテキスト学習が中心ですが、卒業するために、所定の単位はスクーリング(講義の視聴)を受けなければなりません。スクーリングは、インターネット配信や週末、夜もありますが、夏の集中講座が中心となります。4日間、有休を取って一日7時間×6日間の夏期スクーリングを受けました。

8月中に3期、開講されますが、休んでばかりいるわけにもいかないので、1期のみ、受講しました。法学部の専門科目2科目を受けました。企業法務をやっていると、ほとんど使うことのない分野なので、何も知らずにテキストを読んでレポートを書くよりも、まずは先生に教わる方が取り掛かりやすいのでは、との安易な考えで選択しました。会社を4日間も休むことや、その休暇を全て自分のためだけに使うことは心苦しいですが、スクーリングは日吉か三田のキャンパスでしか開講されず、私は通学に片道1.5時間かかるとはいえ、通える範囲なので、ありがたく通わせてもらうことにしました。

学校を卒業して10年近く経過してから、自分の興味のある学科を教わるのは本当に楽しいことでした。今回受講した科目については疑問があるものの、法律の勉強は、将来、必ず仕事に使えるだろうと思っているので、学生の頃よりモチベーションが上がります。慶應法学部の通学の方には、昔入学する機会があったのに、別の大学に行ってしまったので、法務の仕事をするようになってから、その選択を後悔するに至りました。こういうことを言うと単なるミーハーですが、以来、慶應に対する憧れのようなものがあって、「憧れのKOで勉強できる!」ということも原動力になりました。テキストで学習して、参考文献を読んで、という作業も学習には必要ですが、専門家がきれいに整理された内容を、分かりやすく伝授してくださるのですから、やはり他人様に教わる方が格段に効率が良いです。●●法の先生は、穏やかで奥床しいお人柄で、授業は「味わい深い」という感じでした。■■法の授業はシステマティックで予備校っぽく、「新しいことを学んでいる」感があってワクワクしました。

●●法の先生は、慶應通信のご出身だそうです。慶應通信は知名度はあまりありませんが、超レアケースであるとしても、学者になる方もいらっしゃるということがとても励みになりました(私自身は学者を志しているわけではないですが)。レポートについては、課題を見て、1か月くらい勉強して、再度課題を読んで、書いて、すぐに提出しないで半年くらい寝かせておく。その間に勉強し、半年後に見直すと、当初書いたレポートの粗が分かるので、書き直して提出するようにすれば、単位を落とすことはない、と教えて頂きました。私はメディア授業で民法を受けて、テキストの民法総論と物権法のレポート課題を見たら、なんとなく書けそうだったので、大学図書館でちょこちょこっと調べて、さっさと仕上げてすぐ提出してしまいました。なんとか合格はしましたが、内容的に充分であるはずがなく、大いに反省しました。これに関連して、■■法のレポート課題を、同じテーマで3回くらい書いたのですが、授業中に受けたアドバイスを元に書き直すと、前に書いたものがまるでお話にならないと分かり、最終的に提出したものは先生から「大変良く書けています」とのコメントを頂戴したことから、課題を慌てて提出するのはダメであることを実感しました。

慶應通信の入試はあってないようなもの、という程度のようですが、卒業できる人は入学者の10%未満です。精いっぱいやらないといけないなと思いました。高校生や大学生の時も夏期講習や夏休みの集中講座が好きで、その時は大変でも、半年間、毎週1コマずつ受ける授業よりもずっと印象に残るし、思い返すにとても楽しい経験でした。来年も、事情が許せばスクーリングは受けたいと思います。


月~木まで仕事をし、金~水まで休日なく勉強し、木、金と仕事で、いくら楽しいといっても体力的には大変なので、自分に甘くなり、帝国ホテルのクッキーを買いました。半分以上はFLW風な缶が目当てです。

2016年7月17日日曜日

ガレ展



せっかくの連休なので、美しいものを見に行こうと、サントリー美術館で開催中の「エミール・ガレ」に行きました。

ガラス器や磁器が160点余り、展示されていました。館内の設定温度は20度で、ケープの貸し出しがあるので、お借りしました。

色彩豊かで、形もおもしろく、細部に凝った作品は美しいのですが、ただ美しいだけではありません。イスラム調の模様が付いているものは、細かすぎてくらくらしそうです。ソテツ、コウモリ、オタマジャクシ、昆虫などがデザインされているものも多いです。美しさとリアルさ、卓越した技術が明後日の方向に追及されている、という感じで、見てはいけない物を見ているような、ゾクゾクするものがあります。女性の二人連れが「ステキ!家に持って帰りたいわ」と話していました。家に持って帰りたくなるようなステキな物は10%くらいで、あと90%はアクが強すぎて、美術館で拝めば十分と思いました。


驚いたことは有名なヒトヨタケランプの大きさです。画像では見たことがあり、高さ20㎝ほどのかわいいものをイメージしていたところ、実物の高さは一番高い部分で100㎝はありそうな、かなり大きなものでした。「ヒトヨタケランプを家に置いて、オレンジ色の光を放っていたらいいな」と妄想していましたが、これだけ大きな赤いキノコが常に傍らにあったらむしろ悪夢です(掃除も大変そうですし)。展示の最後にヒトヨタケが置いてあって、すっかり毒気にやられてしまい、なんだか頭も痛くなってきたので、余計なことはせずに尻尾を巻いて逃げてきました。


木の葉の箸置きはガレ展のお土産です。レトロな水色とピンクのオパールセント・ガラスの器は、ガレとは似ても似つかない、最近入手したものです。お店で見て、3週間考えて、やはり欲しいと思って買いました。涼しげで、日本的だと思います。「涼を求め る」感覚は西洋には希薄のようです。私はガレはあまり欲しくないです。こんな器で十分です。ナスはキッチンショップで購入した安価なものです。「変なモチーフ」という意味で、ガレ的と言い張れなくはないと思います。

三井記念美術館で開催中の「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」も同じく、明後日の方向を目指している作品が多そうで、楽しみにしています。ガレ展の半券を持参すると割引もあるようです。

2016年5月14日土曜日

ベランダガーデン



近所のアパートでベランダに植物をたくさん育てているお宅があります。春から初夏にかけて、バラ、ゼラニウム、パンジー等々が花盛りです。植物を育てるのに、広い庭は必須ではないのだと思いました。庭があったら何を作るのか、10年も前から妄想していました。果物、野菜はプロが作ったものを買う方が良いので、見た目と香り重視で選びます。ヒイラギ(オニヒイラギ、モクセイ科)、レモン、ネコヤナギの苗木を購入しました。


ヒイラギとレモンは、地味な外見の花ですが、香りが良いです。近所の由緒ありそうなお宅の広いお庭で柑橘系の木を植えているところがあり、この季節は風向きによっては一歩外に出るだけで甘い香りがしますし、そのお宅の近くを通るとはっきりと柑橘の花の香りが分かります。「薫風」の香りは柑橘の花のことだったのか、と思いました。私のレモンも花をつけました。ヒイラギは、到着後、1か月で黄緑色の新しい葉がどんどん茂ってきました。水をやっているだけですが、良く育つので、剪定が必要です。憧れは『ソフィー』(ガイ・バート著)に出てくる、中に隠れ家を作れるようなヒイラギの大木です。

ベランダ園芸のお上手なお宅では、ネコを飼っていて、暑い日でも毛皮を着て、行儀よくベランダの台の上に座って外を眺めています。美人でおとなしいので、夫は「あのネコええわぁ」と言うのですが、飼えないので、ネコヤナギにした、という次第です。

ところで、スズランは手入れが悪かったためか、花は5本しか咲きませんでした。また、ペーパーカスケードは風の強い日に根元から折れて、枯れてしまいました。草の花は難しいと思いました。木の方は、そう簡単に折れたりするものでもなく、植木屋さんのサイトに「初心者向け」と書いてあるものばかりなので、今のところは順調です。

苗木を買うのは、 身に着けるものや鉱物を買う時のような後ろめたさもなく、フジ欲しい、アンズ欲しい、銀木犀欲しい、イヌマキ欲しい、と欲望と妄想は果てしなく広がります。単価が安いので買うこと自体は簡単ですが、夫に「引越しが大変になるで」と釘を刺されているので、おいそれとは増やせません。

2016年5月5日木曜日

新宿御苑


 新宿は通勤の通り道ですが、新宿御苑に通勤途中に立ち寄るというわけには行かないので、連休に行ってみました。人出も、観光客も多いですが、敷地が広いので、困惑するほどの混雑ではありませんでした。まぶしいほどの青空で、新緑が瑞々しく、夏のような暑さでした。



フランス式庭園のバラが花盛りでした。毎年どこかしらでバラを見ています。バラを見る日は晴れた日が多く、カラフルで、花弁も多く、一カ所に数種類が集められていることも多いせいか、明るい、健康的な印象があります。バラはブーケにするのではなく、地面に植えてある姿が『不思議の国のアリス』的で良いです。




バラ園の周りは木陰が少なく、日焼必至です。





温室にもおもしろい植物があります。自室の壁に青いスイレンの絵を張っていますが、本物は初めて見ました。葉は絵よりも丸みを帯びているので、同じ種類なのかどうかは不明です。

そこここにニューヨークのセントラルパークやボストンのエメラルドネックレス、バラ園を思わせる景色が見られます。ロンドンやウィーン、コペンハーゲンで散策した公園や植物園も思い出しました。歩きまわって、ここは●●のようだし、こっちは**のようだな、などと考えるのは懐かしくもあり、過去の楽しい記憶を喚起させる場所が身近にあるのはいいなと思いました。初めて訪れたのは10年くらい前で、今回が2回目ですが、その後、各地の公園等へ行ったためか、初回とはかなり印象が違いました。