ミネラルザワールドin横浜2016



昨年12月の池袋ショーは野暮用で行けなかったため、久しぶりのミネラルショーへ行きました。冷え性で、寒いのが苦手です。最高気温が15度以上まで上昇するようになると、それだけで生きるのが2割くらいは楽になる気がします。日本は全体的に景観がイマイチですが、春になると咲く、淡い色の木の花の美しさは帰国して驚いたことの一つで、電車から時々花が見えるのがとてもうれしかったです。

ミネラルショーでも春色の鉱物が良く思えて、青色縛りを破って、ピンク色のダンブリ石と方解石を購入しました。方解石は、透明のもの、緑色がかったものと同じトレーに入れて陳列されていたので、菱餅のようだと思いました。

ガラス瓶に入っているのはアパタイトです。子供の頃、祖母が飼っていた金魚が死んでしまったので、青いガラス製の水槽用の石を庭の玉砂利に捨てていました。私と弟はそれが宝石だと思ったので、拾い集めて洗って保管しておきました。混ざっていたすりガラスのビー玉も大切にしていました。この色、大きさと形はその水槽の石を思い出させ、つまりは安っぽいということですが、懐かしくもあります。


今回の(ささやかなる)目玉は、ベラクルス・アメシストです。アメシストは安価な鉱物ですが、ベラクルス産は例外で、指先ほどの小さなものでもお値段が張ります。なかなか手の出るものがなく、初めて購入しました。大きさと価格が亀、鶴、松、竹、梅とあって、竹のコーナーから吟味して選びました。母岩があまり好きではないので、透明感の高い、ラベンダー色の結晶だけで構成されるところにひかれました。驚異の棚に収めました。

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