駒井邸、神戸文学館



ウィリアム・メレル・ヴォーリズに憧れ、京都にある駒井邸は数年前から行ってみたいところの一つでした。せっかく京都に行って、他にたくさんの名所があるにもかかわらず、駒井邸だけに行くのも勿体ない気はします。ヴォーリズ建築の個人宅で、内部を見学できるものは多くないです。すぐ近くには銀月アパートメントもあり、こちらも憧れの建築です。

京都駅からはかなり距離があり、バスに1時間以上も乗って、降りたバス停が「上終(かみはて)町」だったので、なるほどと思いました。


駒井邸は駒井卓教授と夫人の夫婦2人で住んでいたようで、2人で住むには大きいですが、豪壮な邸宅ということはありません。敷地は900平米で庭が広く、建物の延床面積は150平米程度のようです。藤棚のあるポーチ、サンルーム、窓の形などに特徴があります。端正な雰囲気と思いました。


夫に「こういう家に住みたいと思うんです」と言ったら、「このくらいなら、場所を選べば可能やと思うわ」とのことでした。私が突飛なことを言ったり、夢物語を語ったりしても、即座に否定したりしないのが夫の良いところです。


翌日は、神戸の文学館へ行きました。建築はヴォーリズではありませんが、戦争で破壊された後の修復は一粒社が手掛けたとのことです。こちらも美しい建築でした。観光客も少なく、静かで良い所でした。

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